酒とITと私

家ビールが最高にうまくなる3度つぎのやり方

家でもうまいビールが飲みたい!!!!!

先日成人式がありましたが、これを思わない成人はいないでしょう(言いすぎ)。

もちろん、うまいビールを買えばそれでいいんですが、実はそれだけでは最高にうまくはなりません

色々な要素が影響しますが、注ぎ方、これがビールのうまさを左右する大きな要因です。

今回は、家でもうまいビールが飲みたい!!!!!という成人達の果て無き欲望を満たすための注ぎ方「3度注ぎ」をご紹介いたします。

3度注ぎそのものは、正式にうまい注ぎ方ですが、下記のやり方は若干オリジナルな部分が含まれています。
必ずしも、3度注ぎをすれば最高にうまくなるわけではありません。個人の好みやビールの保存状況、そして、注ぎ方とビールの相性にもよります。
ちなみに、3度注ぎをすると味が締まって香りが強くなりますので、味が濃い目、や香りが濃いビールはうまくなる傾向にあります。例えば、下記で実践しているヤッホーブルーイングの「よなよなエール」は個人的には格別にうまくなります。また、キリンの「一番搾り」も3度注ぎがよいです。一方、同じくヤッホーブルーイングの金柑IPAはゆっくり一度注ぎの方がキリっとした感じが残っておいしいです。また、アサヒスーパードライを3度注ぎすると良さがしにます。
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まずはよなよなエールを用意します

まずはヤッホーブルーイングのよなよなエールを用意します。本日の主役です。

ちなみに、僕はヤッホーブルーイングのビールは年間契約するくらい好きです。

クラフトビール年間契約!「ひらけ!よなよな月の生活」レビュー!

毎月来たら冷蔵庫がこんな感じになります。最高です。

なぜよなよなエールか?

今まで、色んなビールで色んな注ぎ方を試してきましたが、よなよなエールが一番3度注ぎがうまかったです。

まずはグラスから

グラスは上の方がくびれってるやつがよいです。このくびれがないと最後のもきゅっができません。もきゅっに関しては最後に分かります。ちなみに、瓶ビールで飲むときは、あの王将とかで出てくるちっこいグラスがよいです。池波正太郎さんが『江戸前 通の歳時記』で下記のようにおっしゃっている通りだと思います。

コップに3分の1くらい注いで、
それを飲みほしては入れ、
飲みほしては入れして飲むのが
ビールの本当のうまい
飲み方なんですよ。

蛇足でした。ではさっそく注いでいきましょう!

まずは、よなよなエールを13度にする

よなよなエールは公式サイトでも宣伝されているくらい、13度で飲むのがおいしいです(実証済)。

エールビールの楽しみ方

ということで、次によなよなエールを13度にしましょう。話はそれからです。ちなみに、公式サイトでは13度マシーンなるもの(よなよなエールを13度にしてくれるマシーン)を開発しモニターを募集しています。ぼくもそれに習って、13度マシーン(モブ)を作りました。

よなよなエールの13度マシーンをラズパイとGravioで自作する

1度目~思い切って泡泡にする~

うまくビールを注ぐための勘所は1度目の注ぎにあります。思い切って泡泡にして、うまみと香りを閉じ込めます。こんな感じ

勢いよくいきます。

どんどんいきます。

まだまだいきます。

泡泡でもいきます。

このくらいで、まあ、勘弁してやりましょう。みたらわかると思いますが、泡:ビール=2:1くらいです。この1回目の注ぎでどれだけ積極的に注げるかどうかが、最後のうまさを左右します。

2度目~勢いを保ちつつ、優しさを注ぐ~

さて、先ほどの満タンも満タンに注いだビールに2回目も注いでいきます。少し待ちます。
↓くらいの泡:ビール=1:1くらいになったらぼちぼち2回目を注いでいきます。

やります。

注ぎます。

こぼれないくらいでキープ。ギリギリ満タンくらいで止めておきます。だいぶん、味・香りが密度の濃い泡で濃縮されてきました!!

3度目~静かに画竜点睛する~

では、仕上げです。味・香・泡、3種が揃ったビールを整えていきます。最後はゆっくりめに注いでいきます。

2度注ぎのあと、泡:ビール=2:1くらいになったら3度注ぎを始めます。

注ぎます。ゆっくりめに。

注ぎます。淵など気にせず。

まだいきます。表面張力。

表面張力をぶち抜けます。容赦はありません。しかし、優しく注ぎます。

泡わが、泡わが立った!!!そのくらいの感動を覚えるくらい突き抜けます。これが、もきゅっ、です。

もきゅっ

フィニッシュ

これが、完成形です。

もきゅっ

以上です。あとはもう、ぐいっと泡ごといって、ぷっは~ってしてくださいな!!!